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防災通信~6~

皆さんこんにちは

有限会社大阪防災設備の更新担当の中西です

 

 

さて今回は

~“防災チェック”~

 

秋も深まる11月。
管理会社・ビルオーナー・自治体など、多くの施設で「年末安全点検」が始まる季節です。
消防設備業にとっても、一年で最も現場が忙しくなる時期。

今回は、マンション・商業施設・オフィスビルでの11月点検のポイントをまとめます🔎✨。


🧯1. 点検スケジュールの立て方

「半年に一度」──これが消防法で定められた基本サイクル。
でも、11月点検にはもう一つの意味があります。
それは、**「年末繁忙期前にリスクをゼロにする」**こと。

例:
・飲食店 → 年末予約シーズン前
・ホテル → 忘年会・旅行客シーズン
・オフィス → 冬期休暇前の電源OFF確認

→ この時期に不具合を見つけておくと、12月の緊急対応を防げます🙌。


🔦2. 消火器・誘導灯・報知器の基本チェックリスト

【消火器】
✅ 使用期限:10年(製造年を確認)
✅ 圧力ゲージ:針が緑色の範囲内
✅ ホースのひび割れなし

【誘導灯】
✅ 常時点灯しているか
✅ 非常電源の作動確認
✅ 灯具の黄ばみ・埃除去

【報知器】
✅ 感知器の点灯・反応テスト
✅ 誤作動防止の清掃
✅ 断線警報の確認

こうした“小さな点検”の積み重ねが、“大きな安心”をつくります💡。


🧑‍🚒3. マンションで多い不具合TOP3

① 感知器のホコリ詰まり
② 住民の荷物による防火扉の開放
③ ベランダの避難ハッチの物置化

→ いずれも“日常の癖”が原因。
定期清掃・掲示・住民周知で改善が可能です📋。


🧠4. 設備管理者の意識が未来を変える

点検は“義務”ではなく“責任”。
そして、責任とは「誰かの命を守る」こと。

消防設備士と管理者が連携することで、
「現場での気づき」が生まれ、事故を未然に防げます。

たとえば、
「階段照明が暗い」「放送設備の声が聞こえにくい」──
小さな違和感も報告し合うことが大切です🤝。


🏮5. まとめ

11月は、建物の安全を整える最後のチャンス。
設備を点検し、環境を整えることで、安心して年末を迎えられます。

“建物の防災力”は、点検頻度と人の意識で決まります✨。
この11月、もう一度あなたの建物を見回してみませんか?🏢