オフィシャルブログ

防災通信~7~

皆さんこんにちは

有限会社大阪防災設備の更新担当の中西です

 

 

さて今回は

~火災発生を防ぐ「日常管理」~

 

消防設備が整っていても、火災の原因は「人の行動」にあります。
11月は、まさにその“行動見直し”に最適な時期。

ここでは、消防点検現場でよく見る「ヒューマンエラー例」と、その防止策を紹介します。


⚡1. コンセント火災の増加

冬に向けて電気ストーブ・加湿器・空気清浄機などを使用。
タコ足配線、古い延長コードの使用、埃によるトラッキング火災が増えます。

対策:
・3口以上のタコ足は避ける
・使用後は電源を抜く
・コンセント周辺を月1で掃除


2. 調理中の離席

住宅火災の約4割が“調理中の火”。
特に11月は鍋・揚げ物の季節で、油の温度上昇が早い⚠️。

対策:
・IHでも過信しない
・外出前のコンロOFF再確認
・自動消火機能付きコンロを推奨


3. 暖房器具の誤使用

「少し乾かしたい」「近くに置いておきたい」──
そんな気持ちが火種に。

対策:
・ストーブの周囲1m以内に可燃物を置かない
・コードを踏まない・折らない
・就寝前に電源OFF


4. 設備だけでなく“人”も点検

消防設備業では、点検対象は機械だけではありません。
「使用する人の理解度」も重要。

・避難経路を知っている?
・消火器の位置は把握している?
・アラームが鳴ったらどう行動する?

この“使う側の知識”が安全を左右します。


5. まとめ

火災予防は“日常の小さな選択”から。
人と設備が両輪で機能してこそ、本当の安全が生まれます。

11月は、その再確認をする絶好のチャンスです✨。